今さら人に聞けないファッション基礎知識

超基本のファッション用語

 

カットソー

 

カットソーは英語で「cut & serwn」(カット:切る、ソーン:縫う )。反物状になった編地を裁断して縫い合わせた製品のことです。一般的には、Tシャツや長袖Tシャツを指して「カットソー」と呼ぶことが多いです。おそらくオシャレっぽい雰囲気を演出しているのだと思われます。

 

スラックス

 

「パンツ」「ズボン」とほぼ同義。狭義では、スーツ用のパンツよりカジュアルなものをさします。由来は「ゆるみ、たるみ」を意味する英語のスラック(slack)。

 

トップス(トップ)

 

シャツやセーターなど、top(=上部)に着る衣服。複数形のトップスという呼び方が広く使われています。

 

ボトムス(ボトム)

パンツやスカートなど、bottom(=最下部、尻)に着用する衣服。複数形のボトムスという呼び方もよく使われます。

 

ディテール

「細部」を意味するディテール(英:detail)。シルエットなど全体的なことではなく、細かい部分の装飾やデザインのことをいいます。ポケット、縁取り、切り替え線、タックなど。

 

コーディネート

各所を調整して全体をまとめること。ファッションでは、色や素材・デザインなどの調和を考えてアイテムを組み合わせることをいいます。

 

 

トレンド

傾向、時代の風潮、流行などを意味するトレンド(英:trend)は、2つの意味で使われます。

①最新流行の動向
②売れ筋の流行

 

ステッチ

手縫い、ミシン縫いなど針目の総称。

 

 

ボタンダウン

シャツ襟の先を身頃についた小さなボタンに留めるデザインの襟。スポーティなシャツとして定着しています。

 

 

ラグラン

Tシャツの袖の切り替えが斜めになっているもの。

襟ぐりから脇下にかけて斜めの切り替え線が入っており、肩と一続きになったデザインです。

 

 

ロールアップ

袖口やパンツ裾などを巻き上げること。あるいは、折り返しのこと。

袖やパンツの裾をロールアップして、手首・足首を見せることで「抜け感」が出る、などと言ったりします。

 

意外と知らない?! ファッション用語

レイヤード

重ね着スタイルのこと。内側に着たものが表から見えるような着方。フェイク・レイヤードは「重ね着風」で、複数枚を重ねているように見えるけれど、実は全部くっついている服のことです。

 

 

スウェット

汗を吸収する厚手の布で作られた生地。綿ジャージーの裏を起毛したもの、パイル素材のものがあり、伸縮性、吸湿性、防寒性に優れています。スポーツ用の衣服として使われます。

 

 

セレクトショップ、セレショ

セレクトショップは、さまざまなブランドの服をセレクトして取り扱っているお店のこと。略して「セレショ」。

セレクトショップのオリジナル商品を「セレオリ」と呼ぶ人もいます。(一般的にはあまり使わない気がします……)

 

 

モード

「モード」は「ファッション」と同じような意味で、はやりや流行のスタイル、風潮などをさします。一般には、芸術性・デザイン性の高いスタイルのことを「モード系」と呼ぶことが多いです。モード系の代表的なスタイルは、モノトーンを基調とした細身のクールなファッションです。

 

 

トラッド

トラディショナル(=伝統的な)スタイル。きっちりとした品のあるファッションです。機能的でスポーティな要素を取り入れたオーソドックスなアイテムをオシャレに着こなします。ドラッドには、アメリカントラディショナル(アメトラ)の他に、ブリティッシュトラディショナル、プレッピースタイルが含まれます。

 

 

コンサバ

「コンサバティブ(conservative:保守)」の略。流行にとらわれず、昔風のスタイルを保ったスーツなどの装いをさします。狭義では、女性ファッションのカテゴリの一つにもなっています。エレガントで控えめな装いです。

 

 

ミリタリー

ミリタリーファッションは、軍服や戦闘服をモチーフにしたマニッシュで機能的なデザインの服・スタイルのこと。陸軍系はアーミー・ルック、海軍風はネービー・ルックと一応の分類はありますが、ファッションにおいては厳密に区別されているわけではありません。

 

 

ワーク(ワークスタイル・ワーク系)

作業服からヒントを得たファッション。機能性を重視した労働者の服装から生まれました。丈夫な素材で作られた機能性の高いアイテムが特徴です。ジーンズ、オーバーオール、安全靴もここからきています。

 

 

アーガイル

ひし形が連なる格子柄。セーターやソックスの編み込み模様によく見られます。アーガイルは、スコットランド西部の地名。アーガイル公爵およびアーガイル地方のキャンベル一族特有の格子柄が由来と言われています。

 

 

パイソン

ニシキヘビなど、蛇の中でも大きな蛇の総称。個性的な斑紋が特徴で、ダイヤ型の連続模様があるものを「ダイヤモンド・パイソン」、石垣上の不規則な模様を「モラレス・パイソン」と呼びます。パイソンレザーを使った財布やベルトなどの革製品は、男性に人気です。

 

 

モノグラム

名前の頭文字などを装飾的に図案化した組み合わせ文字。有名どころはルイ・ヴィトンのモノグラム。

 

 

オム(Homme)

フランス語で「男性向け」「メンズ」 のこと。

 

 

ファム(Femme)

フランス語で「女性向け」「レディース」のこと。

 

 

オートクチュール(haute couture)

高級衣装店、または、高級注文服のこと。オートはフランス語で「高い、高級な」、クチュールは「仕立て」を意味します。

 

 

プレタポルテ(prêt-à-porter)

既製服のこと。フランス語でプレ(prêt)は「用意できている」、ア・ポルテ(à-porter)は「着る」。この2つを合わせて「すぐに着られる服(=既製服)」を意味する造語です。日本では、高級品やファッション性の高い既製服をさして言います。

 

 

アヴァンギャルド(avant-garde)

美術や芸術、文学における前衛的な作品のこと。前衛派。パリコレなどで見られる独創的で先鋭的なデザインは、一般人からすれば「???」なものも多数。既存の手法や概念を否定した実験的手法ゆえです。

 

 

DCブランド

デザイナーの創造性が特徴のデザイナーブランドと、ブランドの個性を強調したキャラクターブランドを合わせた名称。「DC」は「デザイナーズ(Designer’s)& キャラクターズ(Character’s)」の略。

 

最近よく聞く、ちょっと「?」なファッション用語

 

はずす

完璧なスタイルから一つだけ「はずす」こと。わざと、狙って、違うものを合わせることを「はずしテク」、そのとき合わせた違うテイストのアイテムを「はずしアイテム」と言います。

要は、やりすぎないようにバランスを取っていますよ、と言ったところでしょうか。

 

 

こなれ感

着こなしがこなれている様子。「こなれた(熟れた)」は、習熟して、ぎこちないところが少しもない様子。さまになっている様子。中々に巧みなさま。

要するに、「イケてる感じ」と言ったところでしょうか。

 

 

抜け感

きっちりしている中でも、リラックス感やナチュラルな雰囲気を感じさせる着こなし。適度に力を抜いた柔らかさ、適度に肌を見せる着こなしをさして言うこともあります。

要は、がんばりすぎないオシャレ感、と言ったところでしょうか。

 

 

インする

シャツやカットソーの裾をパンツに入れて着ること。

 

 

タックイン

「インする」に同じ。タックイン(tuck in)は「押し込む、差し込む」の意。

 

 

ノームコア

「NORMAL+HARDCORE=NORMCORE」、究極の普通。2014年頃から発生したトレンド。実践者として挙げられるのがスティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグ、佐藤オオキ各氏。

 

 

グランジ

グランジは「汚い」を意味するアメリカの俗語で、古着や色落ちした服を重ね着したユルユルよれよれファッション。1980年代、ロックミュージシャン・ニルヴァーナの服装がストリートファッション化したもの。

 

 

エッジィ

エッジィ(edgy)は「鋭い、尖端的、とげとげしいなど」を意味します。ファッションでは、「独自性が高い」「カッコいい」などの意味で使われます。

 

 

プロパー買い

プロパー(proper)は「妥当な、正しい、固有の、本来の」を意味します。つまり、適正な価格の商品、セール品ではない正規価格の商品を買うこと。

 

まとめ

 

ファッション業界のトレンドはめまぐるしく変わります。それに伴って、ファッション用語も変化していきます。ずっと変わらず使われる基本用語もあれば、徐々に浸透しながら言葉のニュアンスが変わっていく言葉、1年こっきりで消えてしまう言葉もあります。

これらをすべて追いかけることはできません。本当に意味を理解している人もごく少数だと思います。だから、大丈夫です。「え? 知らないの?」と言われて恥じることはありません。多分みんなも何となくの雰囲気で使っています。

もしバカにされるような態度に腹が立ったときには、その言葉の意味や由来を詳しく尋ねてみるのも一つです。ただし、相手や関係性によっては「めんどくさい奴」とウザがられたり、相手を苛立たせたりする可能性がありますので、ご注意ください。

というより、わからない用語に出会ったときには、文明の利器・スマホを駆使してチャチャッと調べればOKですよね。「わけのわからない用語を使いやがって!」という怒りはほどほどに抑えておきましょう。